Monthly Archives:July 2015

Status Quo and Innovation

日本でもアメリカでも、安定を求める大多数の人たちと常にInnovationを追い求める少数の人たちがいます。アメリカだからInnovativeというわけではありません。アメリカも現状維持を頑なに固辞する人が大多数だと言って良いです。

海外進出や新規事業を始めるとき、組織としてInnovatorばかりを集めようとしても、絶対数がいないので無理があります。ではStatus Quoを求める人たちばかりで新規事業を計画実行させてうまくいくかというと、おそらく結果はでないのではと思います。最初からやる気があまりないと思います。

現状維持する現状のまだない人たちがいます。学校を卒業したばかりのまだ若い人たちです。彼らは社会に出たばかりで、維持するべき「現状」がまだないか、たいしてありません。新しいことだろうが、古いことだろうが、彼らにとっては新鮮なことなのです。

そういう若い世代中心によって、新規事業を進めるのも選択肢の一つと思います。相談役で勤務経験長い人を付かせたほうがいいと思いますが、新規事業が軌道に乗り始めたら、彼らのリーダーをグループ会社の社長に育てるくらいの気でやらせたほうがいいかもしれません。利益が出始めたら、年寄りがずけずけと入っていっては若い世代のやる気を削いでしまいます。

シリコンバレーでは若い世代自らが集まり、事業を始めるケースが非常に多く、そこにはStatus Quoはありません。また社員一人一人がInnovatorであることが要求されます。飽くなき現状打破は若い人たちの特権でもあります。せっかく働いてくれている若い世代がアメリカのように独立していってしまわないうちに、社内で新規事業プロジェクトチームを構成させ、会社の未来のためにがんばってもらいましょう。

Brian Moriguchi

ゴマがすれないんです。

なんでおべっかを使うことをゴマをするというのでしょうか。ゴマをする仕草が商人がお客様に手もみをしてお願いをするのに似ているせいという説もありますが、真相はわからないそうです。ゴマをすって食材にすると、よりコクが出ておいしくなるので、お客様を喜ばせるという意味で最初は使われていたのではと僕は思っています。が、しかし・・・・・僕はゴマがすれません。すれるすれないではなく、しなきゃいけないんだよと、大人な方々の言い分は頭では理解できるのですが。誰も好き好んでやっているんじゃないよと仰る気持ちもわかりますが、そもそもどう練習すればごまが上手にすれるようになるのか、わかりません。ネットで検索すると、こうすれば出世する上手なゴマのすり方とか出てきますが、自分がもしその通り実践してゴマすりで「あ、そういえば、使ってるバッグ同じでしたね。憧れてると自然と似てしまうんですねぇ・・・」なんて言おうものなら、自分で爆笑してしまうの間違いないです。だっせ~、おめーと一緒のバッグかよ!とか、更に余計なことまで言ってしまいそうです。

アメリカのビジネス場面では、実はこの「ゴマすり」を耳にすることがあります。大抵実力のない人のあがきです。アメリカでは勿論、Grinding sesame seedsとか言いません。非常に忌み嫌われる汚い表現をされます。なんと・・・・”Kissing somebody’s ass hole”です。尻穴を舐める行為と一緒だというのです。そういうフェチがある人は別として、それほど軽蔑される行為ととられています。でもする人はいます。そうでもしなければ生き残れない哀れな人だから、一度くらいは見なかったことにしようと思われます。これを年中やってるアメリカ人は勿論嫌われるし、第一、実力ないので会社に残れるわけがありません。別の表現ではBrown Noseするというものがあります。これは、相手のお尻に顔をつっこみすぎて鼻がお尻の穴に入り込み、うんちで茶色になっているという意味です。英語とはなんと下品な言語なのでしょうか。それほど、ゴマすりが軽蔑される行為と思われているという証拠でもありますが。

問題なのはゴマをすれと要求しているようなことを日本から来た方がアメリカ人従業員に知らず知らずのうちにしてしまうことです。

NHK Worldという国の広報TVチャンネルがあり、英語での放送で海外で見ることができます。その中に、Cool Japanという鴻上なんとかという人が司会をする番組があり、在日外国人を集めて、日本のいいところを見てもらい「褒めて」もらうという番組です。日本ってなんてCoolなんでしょう・・・・と言って欲しいわけです。白人が日本人の尻穴を舐める真似をするのは滅多にないので、僕は喜んでこの番組を見ますが、まさかNHKは白人達にそんな屈辱的なことを強要しているとは思っていないでしょう。日本の良さをわかってもらおうと、いいことをしているんだと、きっと満足しているに違いありません。が、しかし・・・・

日本にわざわざ来て住んでいる人たちが日本の良さがわからないわけないのです。それを改めて、これはどうだ、あれはどうだ、Coolだろ、凄いだろ褒めろよと言っているのは、それこそ尻穴舐めろと言っているのと同じです。番組に参加している欧米人がどんな事情や理由があるかわかりませんが、普通は一回くらいしてあげてもいいけど、何回もお世辞を言うなんてことは彼らのプライドが許しません。それこそ日本政府の工作員でもなければやらないと思います。随分ちゃちな工作員だなぁ・・・・CIAとは大違いです。

日本の親会社からアメリカに出向してきた方が暇になると(実力ないのでやる仕事がなくなり、大抵暇になります。)、アメリカ人従業員に余計なことを話し始めます。日本というのは~、侍というのは~、日本の生産技術というのは~、品質管理というのは~・・・・アメリカ人従業員にゴマすりを期待するような真似はけしてしないでください。実力でお互い勝負しましょう。

Brian Moriguchi

現地法人で採用をする際に考えて貰いたいこと

こんなことを言うと失礼にあたると思いますが、日本ではつきあいや過去の経緯で出世できることがまだまだ多いようです。長期的な経営計画があるので人の評価も長くなる分、最初に見定めを誤ると、実は力のない人が、なぜか役員に居続けてしまうということが、間々あるようです。アメリカは四半期ごとに株主に評価されますので、こういうことはけして起きません。実力あっても追い出されることが珍しくありません。なんせ実力ある人だらけなので。力はあるけど、この会社には向かないねということです。

さて、問題は、実力のない方がアメリカ現地法人に出向されると、現地従業員との間で軋轢を作り出してしまうことです。更に問題なのは、軋轢を引き起こしているのにそれに気がつかないことです。実力にふさわしくない役職をもつと、人はカモフラージュに自慢話ばかりし始めるものです。聴いている方はすぐ見抜きます。アメリカ人にとって、このアメリカでお前は何ができるのかと、常に問いかけていますので、何もできねーな、こいつと思われたが最後、相手にしてくれません。そこによせばいいのに、上司風を吹こうものなら、一発でRespectを失い、世界一Sophisticatedなサボタージュの仕方でオペレーションを破壊されていくことになります。証拠を残すような馬鹿なことはアメリカ人は一切しません。気が済んで転職先が決まると、すべて円満に、馬鹿丁寧なことにその日本人に送別会でもしてもらって出て行くのです。

外国企業が現地法人で採用をするのは、大変難しいことです。優秀なアメリカ人が、まず外国企業、それもIT業界でIPOの可能性もない、世界的ブランドもない、アメリカの市場や業界で実績のないところのInterviewにすら、来ると思いますか。絶対にありません。いくら金を積んでも来ないのです。なぜなら実力のない会社で働いても実績など残せるわけがないのです。彼らは10年20年、同じ会社にいることを一切考えていません。長くても3-4年で報酬アップの転職を考えています。だから、いくら金がよくても実績にならないのですから、無駄なのです。どだい実績にできる結果がでないのですから。「いやいや、このレジュメ見てよ、すごい経歴の人が応募してきたよ・・・」中には、そういう人もいるかもしれません。

シリコンバレーでStart upで働いていたとき、途中、Sunsoft(Sun Mircrosysytemsのソフトウェア事業のグループ会社でJava LanguageやSolarisを開発したところ)の創業メンバーの一人というセールスの人が入ってきました。Senior Executive VPで彼のレジュメは綺羅星の如く素晴らしい実績が並んでいます。トークをさせたら、さすがと唸るほどのうまさでした。ところが彼が入社して一年ほど経った頃でしたでしょうか。いつのまにか、いません・・・・・創業者に近い社内の同僚に聴くと、なんと売り上げ200000ドルをねこばばしたそうです。自分の会社に受注を流し、会社に支払いをしなかったそうです。こうなると、IPOをめざしたいStart upは広報上訴えることもできません。それを狙った詐欺と思ってもいいです。彼の過去の実績はきっと途中までは本当だったのでしょう。しかし、何を間違えたのか、途中から中小企業やStart upを食い物にする化け物になってしまったのでしょう。当時社内システム管理アドミン(勉強のためにVolunteerでやってました)も兼任していたことから、社員の机周りで作業することが多かったのですが、一度経理担当の机の上に、彼の出張費清算書が置いてあり、彼のクレジットカードのコピーが添付されていました。何枚クレジットカードを持っているか知りませんが、一枚だけで借り入れ残高が4万ドルもあり、こいつ大丈夫かなと思ったことがありました。

・・・じゃ、どうしたらいいんだよ、脅かすようなことばかり言って、お前は・・・・

日本企業の現地法人にどんなアメリカ人が働きたいと思うでしょうか。きっと最初は日系アメリカ人ではないでしょうか。または、日本語が得意なアメリカ人でしょう。そして在米日本人や留学生でこれからアメリカで就職したい学生でしょう。管理者候補採用し、Job Interviewと採用してから3ヶ月以内に、本当にPotentialがあるかを徹底して見極めましょう。なければ解雇しなければなりません。実績はないが優秀とみなされた彼らと「仲間」という意識がもてる若い世代(同じ世代)に任せてはどうでしょうか。思い切ってアメリカ現地法人には、20代から30前後くらいの出向者と現地採用で固めてしまうのです。現地法人代表として年配の方を出向させるのもいいですが、現場は若い人たちに任せて、上下関係なしで「仲間」作りをしながら一から組織を作り上げていくことだと思います。英語でCompanyはもともとは「仲間」という意味です。日本の上下関係を持ち込んでしまっては、アメリカではうまくいきません。これはお客様や業者との関係も同じです。アメリカの人間関係には、「敵」か「味方」しかなく、彼らの考え方はあくまで二元論でしかありません。味方でなければ、すべて敵になります。敵でなくても敵になります。「仲間」かどうかという認識をさせるのは、それほど大切なことです。

 

 

Brian Moriguchi

せめて三年先のために今何するか計画しましょう。

大企業ともなると10年後20年後を見据えた計画を立てたりするところもありますが、中小企業といえども、「せめて」三年後に何を実現したいか目標を立て、そのために今何をしているべきかという計画を作りたいものです。今月、来月の資金繰りに精一杯というのは、今月・来月のことくらいしか考えてないからそうなってしまうのではないでしょうか。調子のいいときに今月来月安心だからと飲み屋の姐ちゃんに金貢いだりしてると、景気悪くなるとすぐ傾いてしまうということが中小企業にはよくあります。そもそも計画性がないので業界や市場の変化を見ていないだろうし、会社自体の方向性・舵取りができていないだろうし、ということはどんな人材が必要になるかも考えていないので、利益のでる組織作りや人材教育もしていないし、自分自身も勉強をしていないのでしょう。お客様との「おつきあい」がうまく行っている間は注文も来るでしょうが、お客様もつきあいだけで商売やるわけにいきません。やがて価格がねぇ・・・・ということを言われたときに、いやいや品質がと言い返そうとしても、時遅しになっているのです。お客様が価格がねぇと言い出したときは、あなたの会社が既に時代遅れになっているよということです。本当は価格が問題なのではなく、時代に取り残され、不要なサービスや商品を提供し続けてしまっているのです。不要なサービスや商品の品質をいくら高めようとしても無駄なことです。

では、世の中の動きが速くなっている現代、とくにIT業界・市場で、三年後にあたることなんてどうやってわかると言うんだいと、怠け者の経営者は言うかもしれませんが、起業されたときのことを思い出してください。業界紙ニュースや本を読んだだけとか、頭の中だけで考えて今の事業を始めようとしたわけではわりませんよね。既に、これをやってくれと頼まれたことがあったはずです。三年後に市場で流行始まることなら、もう既に業界・市場にその兆候が現れており、需要が出始めているはずです。ただ、事業としてまともになるには最低三年はかかるということです。お客様とお付き合いする中で、どこのキャバクラのお姐ちゃんが口説きやすいとかの話だけじゃなく、お客様の社内や部内でどんな新しいことを試そうとしているか探り出しておかないと、おつきあいする価値が半減します。おつきあいするときは、若い世代で新しいことにやる気のある担当の人と上手につきあうのも大切です。3年後には新規プロジェクトの現場リーダーになっているかもしれません。業界にCloud技術が出始めたとき、まっさきに飛びついたのは部課長ではありません。おそらく入ったばかりの20代の人たちだったでしょう。その人たちがいま30代になり現場リーダーになった今、どこもかしこもCloudです。じゃぁ、次は何?う~ん、どうでしょ、ビジネスでのMobileの利用が本格化するのではないでしょうか。Cloudなんて当たり前だよという、お客様のIT部門の二十代の人たちを飯や酒に連れて行って、次は何と訊いて見ましょう。起業したとき、最初に仕事を頼んだあなたのお客さんも、あなたも、若かったのではないですか。若い人たちが未来なのです。彼らに一緒に未来に連れて行ってもらいましょう。

Brian Moriguchi

ビジネス英会話:Magic Words2

How about bringing a couple of staffs in to finish this project?

仕事上問題が生じたときに感情的になって、What’s going on? Who’s responsible for this? How could this happen?等、negativeな表現を取っては関係者のやる気を削ぐだけです。問題が生じたら、必ずSolutionを提案しましょう。How about ~ingと、Actionを提案するよう心がけてください。

I believe this could work.

誰かの提案や企画、Solutionに対して、批判されることはよくあります。Could this work? と懐疑的になってはうまくいくものもいかなくなります。I believeと自分や誰かの案の実行に対する信用を表現しましょう。俺はやるぜとわからせれば、他の人たちも、じゃ、俺もやるかという気になるものです。

No

時にはNoと言わなければならないこともあります。Diplomaticになることも大切ですが、状況によってはMaybe、Not sureとお茶を濁さず、悪いアイデアにはNoと言わなければならないときもあります。

Yes We Can.

オバマ大統領の選挙スローガンで有名になりましたが、このフレーズには、意見や方向性が違っても、団結して共通の目標を達成(敵を倒そう!)させよう!という覚悟があります。したがって軽はずみに使うフレーズではありませんが、非常にPowerfulな響きがあります。使う立場、状況、聴衆をよく選ばないと失笑されます。

Brian Moriguchi